2017年3月20日
言語の文化 「どうも」と"OK"
日本語でよく「置いておいて」とか言うけど、特に依頼じゃないような場合もあるよね。共用の机の上に特に何でもない紙を置こうとした時も、「ちょっとここに置いておいて」とか言うもんね。
たしかに。そういう場合は英語で何というんだろう。
直接ニュアンスを示す言葉は無いかもねぇ。
でも英語でも"let me put ~"とは言うかも。
それ系ね。意外と英語でもあるんだよね。ゴニョゴニョっとした言葉って。はっきり言うだけじゃない。"would you?"とかちょろっと言ったりするしね。
それって日本語の「大丈夫?」のニュアンスに近いかな。「それで大丈夫なんですか?」みたいな
もはや日本語と英語に共通だけど、OKとも近いかもね。
そうね。意味のふわっとしたやつだ。
OKもかなり広く使うんだよね。昔アメリカでチップあげてOKって言われて、日本人感覚からすると「あれ、チップ少なかったかな?Thank youじゃないな、、」と思った。笑
あとで英語ネイティヴの友達に聞いたら「それはThank youだ」って言ってたけど。
Thank youってはっきり言うほどじゃないけど、受け取りましたよ、程度の意味なんだろうね。
日本語で言うと、「どうも」って感じ?
たしかに。「どうも」に近い。
宅急便屋さんとかタクシーの運転手さんに「どうも」とか言うもんね。
「どうも」はめちゃくちゃ広く使うなぁ。
Thank youってはっきり言うほどじゃないけど、受け取りましたよ、程度の意味なんだろうね。
日本語で言うと、「どうも」って感じ?
「ありがとう」的な「どうも」もあれば、挨拶でも言うしね。「どうもこんにちは」って。これも元は感謝だったのかな?
訳もわからず「どーもどーも」連呼してる人とかもいるしね。
いるいる。笑
そもそも「どうも」って何なんだ?
「どうにも」から来てるのかなぁ。
そんな気はするね。でも、「どうにも」はあんまり使わない言葉かも。「どうにもならない」とかしか思いつかない。
あとは山本リンダさんの「どうにもとまらない」とかいう曲もあるね。
もしかしたら、「どうにも」は否定表現のみを伴うの言葉(つまり言語学でいう「否定極性表現」)なのかな?
そうかもね。じゃ肯定だと「どうでも」かな?
となると、どれかからどれかが派生しているというよりは、もっと類語的な関係なのかも。
確かに。これは調べてみてもおもしろいね。