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平成25年度第1問
β版
(一)「もっぱら自分が抜き出し、読み取ったと信じる意味内容・概念の側面に注意を集中してしまうという態度を取ってはならない」(傍線部ア)とあるが、それはなぜか、説明せよ。

Schip解答

本来は表現形態と不可分である意味内容だけを抜き出すと、恣意的な解釈に基いた翻訳となり、文学作品の原文テクストの志向を翻訳しきれないから。(68字)

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(二)「はるかに翻訳者による日本語作品である」(傍線部イ)とはどういうことか、説明せよ。

Schip解答

原文テクストの独自性は表現形態の機微に宿るので、それを無視して日本語に置換しただけの翻訳作品は、もはや翻訳者の意匠が入った独自作品であるということ。(74字)

表現形態の機微に宿る原文テクストの独自性を無視した翻訳作品は、もはや翻訳者の意匠が入った独自作品であるということ。(57字)

原文テクストの独自性は表現形態の機微に宿るので、それを無視した翻訳作品は、もはや翻訳者の意匠が入った独自作品であるということ。(63字)

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(三)「原語と母語とを対話させる」(傍線部ウ)とはどういうことか、説明せよ。

Schip解答

翻訳者は、原文テクストの表現形態を自国語に取り入れるため、母語を変容させながらも、原語と母語の食い違う志向の仕方を調和させようとすること。(69字)

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(四)「翻訳という対話は、ある新しい言葉づかい、新しい文体や書き方へと開かれている」(傍線部エ)とあるが、なぜそういえるのか、説明せよ。

Schip解答

母語と原語を調和させようとする絶え間ない過程には、母語の規範の変容や原文テクストの成長など、新しい言葉の在りようへと繋がる可能性が内在するから。(72字)

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(五)「翻訳という営為は、諸々の言語・文化の差異のあいだを媒介し、可能なかぎり横断していく営みである」(傍線部オ)とあるが、なぜそういえるのか、本文全体の趣旨を踏まえた上で、一〇〇字以上一二〇字以内で説明せよ。

Schip解答

言表は、内容と形式が合わさって成立する。形式は原語と母語で食い違うことが多いが、翻訳はそうした言語間・文化間などの複数性や差異に注目しつつ、言語と母語を調和させようとする営みである。そのことは、新たな言語の地平を切り開きうるから。(115字)

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